デイケア初日

2003年9月10日
この日記は翌日に書いている。

デイケアに行った。起きるのがすごい辛かった。これが私に課せられた第一の目標。少し遅れちゃったけど着いて、何とかプログラムに参加した。

今思うことについて一人一人話しているようだった。私は男女別と以前書いたが、これは一緒だった。みんな私より年配です。私みたいな若い人はいませんでした。でも、みんな苦しんでいるんだよね、みんなで良くなっていきたいと思いました。そして、みんな自分の意見をしっかりと持っている方が多くて、私は少し、ドキドキしました。

自分自身の意見がない。これが私の第二の課題。(ま、順位はつけられないけど、人間関係、うつ状態、色々)これも私の問題の一つで、しゃべれないのです、おばかさんなんです。みんな色んな事しゃべっているけど、その意見はどこからくるのだろう、勉強すればわかることなのか、本を読めば、新聞を読めば分かることなのか、人と交際すればわかることなのか、そこのところを大学生のとき、すごく悩みました。

そして、この日、水曜日、新たに思い出させてくれました。私には、確固たる自分自身がない。自分自身が欲しいけど、どうすればいいのかわからない。みんなと一緒に笑ってみたい。それが願い。理想はあるよ、幸せな結婚をして、できれば、女の子を生んで育てること。でも、そんなの今の私には到底無理。

なんか、悲しくなってきちゃった。なんでだろう。大学生のときの私を思い出しちゃったからかな。泣いたなぁ。自分自身がないのが辛すぎて。お初の方に。話し方教室にも行ったんだよ。あの頃は今よりも自由にお金が使えて(バイトしていた)、それで新宿の教室に通っていたけど、挫折しちゃって、パー。

私はひとつのことをやり遂げることが苦手だ。運転免許だけだ、できたのは。

そしてデイケアに話は戻るけど、私は何を話したか、よく覚えていない。ただ、生活のサイクルと、人間関係のことをしゃべったと思う、確か。

そして午後のプログラムは自由で、卓球かダーツか映画を選べた。私は人と向き合うのが怖いので、映画にした。「たそがれ清兵衛」だった。前にもこれを見たことがある。日記にも書いた。人の頭でよく見えなかったけど、多くを望まず、ってところ、やっぱ気に入った。汝自身を知れ。

私は自分を知りたいし、自分が何を望むのかも追及したいけど、あれこれやっていると、時間が過ぎてしまう。でも、ポレポレの精神で、ま、やっていけたら最高だと思う。日記は2002年の4月から書いている。それから成長していませんでしたが、ここになって、私の生活はがらりと変わってしまいました。

人と出会ったり、どこかへ行くことによって。デイケアも、はっきり言って、これで変われるんだろうか、とかすかな疑問を持った。でも、生活のリズム作りがまず大目標。私はそれを、この8年間できていなかったのだもの。デイケアはゆっくりとしたリズムでしたよ。絶対自分を大切にしてあげたい!

Jちゃんに、二日に一回くらいメールを送っている。そうすると、「○○ちゃん、デイケアがんばって」って言ってくれる。私、がんばろうと思えて、嬉しくなる。欝の人を励ましてはいけないのは知っているけど、私の場合、もう大丈夫かな?ただ、駄目な日も多々ある。Jちゃんも苦しんでいるけど、どうか、良くなって欲しい。

そしてそして、総括。ここでのデイケアはもちろん初めての事だらけだからすごい緊張していたけど、出る日と出ない日をなるべく「決められたリズム」にして、私自身を立て直していきたい。でも私、2回目の入院、すごい辛かったけど、本読んだし、漫画も見たし、日記も書いたし、人とのお話もできたし、入浴も洗濯もできた。だから、できない、と決め付けちゃ、だめなんだよ。

母は、92歳の現役のお医者さんの講演を聴きに文化センターに行った。将来これからだ。心もそうだけど、体力、つけよう。私、駅の階段もきついの。息切れするの。そうだ、Jちゃんに、「こぶたちゃん」って言われた。ちょっとショック。一生懸命減量してきたのに。ま、しょうがないか。あと5kgは痩せたいなぁ。ううん、体重と、体力両方だね。

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